誰も得しない日本史

誰も得しません

ヤルタ協定 ―ワンピースでたどる日本史―

 
第2次世界大戦中、反枢軸国(日本・ドイツ・イタリア)ということで、ライバル関係にあるはずの、資本主義と共産主義の大国が手を結びます。
 
 
《英訳してみよう》
 
ソ連「これから同じ超大国やるってんだから、そのうち海で戦ったり…」
イギリス「何言ってんだよ、早く日本に攻め込めよ」
ソ連「え?」
アメリカ「おれ達もう、仲間だろ」
 
 
1945年2月、クリミア半島のヤルタで、アメリカとイギリスとソ連が秘密裏に会談を開き、秘密協定を結びました。この協定をヤルタ協定といいます。1941年以来、ソ連は日本と日ソ中立条約を結んでいましたが、ヤルタ協定で、中立条約をマルムシこいてソ連が日本相手に戦争をおっぱじめることが決められました。このヤルタ協定を結ぶときに、アメリカとイギリスがソ連に提示した見返りは、南樺太と千島列島をソ連領とすることでした。
 
 
《英語訳》
 
USSR: We’re all superpower, we might cross paths someday...
UK: Stop babbling and invade Japan.
USSR: Huh?
USA: We’re a team, aren’t we?
 
 
 
では、ワンピースを思い出してみましょう。
 
キャプテン・クロから村を守ったウソップ。この事件でウソップは海賊として海に乗り出すことを決心する。
子どもたちと結成したウソップ海賊団を解散して、家中の荷物をもって海へと向かうウソップ。そこには、ちょうどカヤからキャラヴェル船(ゴーイングメリー号)をもらったルフィ一味がいた。
ルフィたちを尻目に、一人ぼろ船に乗って海へと向かおうとするウソップ。このあたりが、キャプテン・クロじゃあかなわない、ウソップの器の大きさ。ウソップはルフィに声をかける。
「お前らも元気でな またどっかで会おう」
ルフィは、キョトンと答える。
「なんで?」
やれやれとばかりに、ウソップが続ける。
「あ?なんでって、お前、愛想のねェ野郎だな…
 
そして、
 
ウソップ「これから同じ海賊やるってんだから、そのうち海であったり…」
 We’re all pirates, we might cross paths someday...
ゾロ「何言ってんだよ、早く乗れよ」
 Stop babbling and get on board.
ウソップ「え?」
 Huh?
ルフィ「おれ達もう、仲間だろ」
 We’re a team, aren’t we?
ウソップ「え…キャ……‼︎キャプテンはおれだろうな!‼︎」
 What...Yeah!!! Can I be the captain?
ルフィ「ばかいえ‼︎ おれが船長(キャプテン)だ!‼︎
 No way!! I’m the captain!!!
 
でした。

 

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