誰も得しない日本史

誰も得しません

野口英世 さようなら旧千円札記念 ー科学・技術史ー

 

なんか見慣れてしまったけれど、こんど千円札が新しくなって、しばらくして久しぶりにもとの千円札を見ると、初めて野口英世の千円札を見たときの、あの気持ちを思い出すのでしょうか。

 

 

《英訳してみよう》

 

マジで!?寝癖は直してるってのは。

 

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イラスト:オレ
 
 
《英語訳》
 
Are you serious? You smoothed down your messy hair.
 
どの写真見ても、あの角度で、あの髪型だから、あれは勝負アングルで、勝負ヘアーなのでしょう。
(英文参照:吉田研作・荒井貴和・武藤克彦『起きてから寝るまで英語表現1000』株式会社アルク)
 
 
それでは、教科書に載っている自然科学系の偉人の業績を見てみましょう。
今日は野口英世です。
 
 
野口英世(Noguchi Hideyo)
医師・細菌学者(bacteriologist)
 
 
○黄熱病の研究
 
→ In 1918, Noguchi traveled extensively in Central America and South America to develop a vaccine for yellow fever, and to research Oroya fever, poliomyelitis and trachoma.
 
vaccine…ワクチン
yellow fever…黄熱病
Oroya fever…オロヤ熱
poliomyelitis…ポリオ
trachoma…トラコーマ(結膜の伝染症疾患)
 
 
野口英世は、教科書的には「黄熱病の研究など」と書かれます。昔は前面に出されていた「梅毒スピロヘータの純粋培養」という成果は、現在では、結果的にですが否定されています。なお、受験的には明治の問題で出てくることも、大正の問題で出てくることもあります。
 

眠らずに研究し続ける姿勢や、命をかけて僻地に赴いて、最後は自らも黄熱病にかかって亡くなったことなどが悲劇的ということもあって、戦前から偉人として有名な人でした。アイカツスターズの白銀リリィ(りりこ先生)も、第88話「お正月だゾ☆全員集合!」で、「 医学博士の野口英世は言いました。「人の三倍・四倍・五倍の勉強をする者、それが天才だ」と 」と言っています。

昭和生まれの人なら、偉人伝と言えば野口英世だったことを覚えているか、浜崎あゆみがユリ・サカザキだったりしたこととともに忘却していることでしょう。野口英世は、実際、3度もノーベル賞の候補に選ばれてます。
 
ただ、野口英世はカネにかんしては最低で、多額の留学費とか学費を借りてきては、遊郭で使い果たすことを繰り返します
 
今回、おや、と思ったことがありました。野口英世は千円札的跡継ぎである、北里柴三郎が創立した伝染病研究所で学んだことも有名ですが、伝染病研究所では研究には携わらなかったとWikiにはありました。・・・ニセ弟子やん!!! 今度調べて、裏を取っておきます。
 
師匠??の北里柴三郎については、

nobuta.hateblo.jp

 

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